IVUS
■IVUS
IVUS(intravascular ultrasound)
とは、血管内超音波検査のことである。
この検査は単独で行われるものではなく、
心臓カテーテル検査で、血管を広げる治療(PCI、PTCA)を行った
際に、血管の様子を詳しくみるために、行われる。
なぜ、血管内超音波検査をするのか?
それは、血管内の情報をよりくわしく見るためである。
心臓カテーテル検査のような、造影検査では、
血管が細くなっているかどうかはわかる。
しかし、では血管の細くなっている中の様子はわからない。
そこで、この血管内超音波検査の出番となる。
この検査のやりかたは、心臓カテーテル検査と同じである。
冠動脈(心臓の血管)に超音波を発振できるカテーテルを入れて、
それを動かしながら、血管の断面像を画面でみる。
この検査をすることで、血管を広げる治療のときに、どこから
どこまでにステントをいれるか?
また、ステントをいれた後に、ちゃんと血管は広がっているか?
などを、調べることができる。
この検査をしなくても、血管が広がっているかどうかは、わかるの
だが、より詳しく評価しようとすると、血管内超音波検査が必要
となる。
この検査をすると、詳しく、血管の内腔が何ミリかがわかる。