心臓カテーテル検査とは?

■心臓カテーテル検査とは?

心臓カテーテル検査とはどんなことをするのか?

心臓カテーテル検査とは、簡単にいうと、血管がどのくらい細く
なっているかを調べる検査です。

結果として、どのくらい心臓の血管が細くなっているかが分かれば
いいのです。

そのためには、造影剤を血管の中に流しながら、撮影します。

心臓の血管、いわゆる冠動脈といわれる血管は、右と左にあります。

なので、右側と左側をします。

左の血管の方が、心臓の大部分を栄養するので、重要です。

血管の撮影は、いろんな角度から撮影されます。

これはなぜかというと、心臓の血管は、心臓を覆うように走行して
いるので、いろんな方向から見ないと分かりにくいからです。

患者さんは、目隠しされているので(血液などが目に入らないよう
にするため)

なにもみえませんが、先生たちの声は聞こえてくるはずです。

まあ、感覚としては、歯医者の治療中といったところでしょうか?

まるで、何をやっているのかわかりません。

先生たちは、心臓が造影されている画面をみながら、血管がどのく

らい細いのかを見ます。そして、広げる必要があるかどうかを判断
します。

血管が細くなるということは、

つまり細くなっているあとの血管は血流が少なくなるわけで、そう

すると、その血流が少なくなった部分の心臓の筋肉の細胞に血液が

いかなくなるところがでてきます。

そうすると、なにがいけないのかというと、それは、心臓の筋肉の

細胞に酸素がいかなくなるということです。

血液は酸素を運んでいます。

なので血液が流れない部分は酸素が与えられません。

するとどうなるか?
それは細胞が死んでしまいます。

そうなると心臓の筋肉が壊死してしまうのです。

とはいっても完全に血管が閉塞しないかぎり、血流は少ないですが
、保たれます。

ちなみに、完全に閉塞すると、心筋梗塞といいます。

血管が細いところが、何箇所あるのか?

血管が細いところの場所はどこか?

ということが重要です。

心臓カテーテル検査は、

冠動脈を検査するCAG(Coronary AngioGraphy)と

左心室を造影して心臓の動きを見るLVG
(Left VentriculoGraphy)

があります。

また、造影検査だけでなく、

血管を広げる治療を行うことを

PCI(Percutaneous coronary intervention)
経皮的冠動脈形成術

もしくはPTCAといいます。
(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)

こちらも経皮的冠動脈形成術です。

ステントといわれる網目状の金属を血管にいれて広げます。

狭心症の疑いがある人は

この心臓カテーテル検査で、まず診断がつきます。




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