心房細動
■心房細動
心臓には4つの部屋があります。
左右上下にあります。
その上の部屋を心房といいます。
左心房と右心房があります。
心臓は、ある電気刺激によって、その電気が伝導することによって
収縮します。
つまり、心臓は勝手に拡張したり収縮したりしているように見えま
すが、ちゃんと刺激があってから収縮しているのです。
ではその刺激はどこからくるのでしょう?
それは、右心房のさらに右上のほうにある、洞結節といわれる所
から刺激が開始します。
つまり、刺激のスタートは右心房の右上から出発するのです。
その刺激は、左心房にいって→心室へ行きます。
刺激はちゃんとした、道を通っていきます。
なので、心房が収縮→心室が収縮となり、心臓はスムーズに動き
ます。
しかし、もし心房から開始される刺激が、めちゃくちゃならどう
なるでしょう?
心房のあっちこっちで刺激があると、心房がちゃんと収縮できない
し、ちゃんとした時間で心室へ伝わりません。
このように、心房のあっちこっちで刺激がおこる疾患を
心房細動といいます。
心電図をとるとすぐにわかります。
心房細動の注意点としては、心房の不規則な血液の流れから血栓が
できやすくなることです。
血栓ができると、その血栓が血液の流れにのって、脳梗塞などを
起こす場合があります。
なので、血栓を予防するために、血栓ができにくくする薬を飲む
必要があります。(抗血栓薬)