動脈硬化

動脈硬化とは?

動脈硬化とは、血管である動脈が硬くなってくる症状をいいます。

血管がどうして硬くなるのかというと、それは血管の中の内面に

いろいろなものが付着したりするからです。

血管の内側の膜、内膜を構成している細胞が増殖したり、

コレステロールが沈着したりします。

すると、血管の弾性力が減弱してきます。

弾性力の減弱=動脈硬化です。

コレステロール等が沈着して血管内腔が狭くなる=動脈硬化に
つながります。


動脈硬化はどうやって起こるのか?

血液には、いろいろな成分がありますが、血中のコレステロール

(いわゆる脂質です。これが多いと危ない)

また血球成分であるマクロファージ、血小板、Tリンパ球(これら

は正常の人にもある問題のない成分)

これらは、通常は血液として流れているのですが、血管に障害が

発生すると、そこの血管の壁に集まって、修復しようとします。

そのときに、それらの物質と血管の壁とでいろいろな反応があり

その結果、正常に修復が行われないときに、その血管の壁に、

脂質であるコレステロールが付着したり、血小板が引っ付いたり

マクロファージやTリンパ球が血管の壁に侵略したりで、

だんだん血管の壁が正常のものでなくなって、脂質を多いかぶせた

山のようになります。

簡単に言うと、血管の壁にぽっこりちょっと盛り上がった山ができ

る。

そしてその山の中には脂質やら、マクロファージやらがはいっている。

こうして、山ができると、そのところは血管の中が狭くなります。

そうすると血液の流れが悪くなります。

またその部分に速く血液を流そうとすれば、圧がかかります。

そうです。

血圧が高くなるのです。

動脈硬化と高血圧はセットですね。

血管の弾力性がなくなれば、その分血液の圧を逃がすところがなく
なりますので、血圧は高くなります。


どうやって動脈硬化を防ぐのか?

動脈硬化は血管の障害です。

なのでどうやったら血管に障害が起こらないかを考えなくてはいけ
ません。

血管に障害を起こすのは、血中にある成分です。

簡単なものであげると、脂質ですね。

脂質を少なくすることが重要なのは、みなさんもご存知だと思います。

要するに脂分のある食事を控えるようにということです。

コレステロールの制限ですね。



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