COPD
■COPD
COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のことです。
chronic obstructive pulmonary diseaseの略です。
慢性閉塞性肺疾患とは、長期間にわたって進行性で、肺の
空気の通り道、すなわち気管支が閉塞していくことで、
呼吸困難感がでてくる疾患です。
簡単に言えば、肺胞の異常です。
肺胞が破壊されるのです。
肺胞が破壊されると、肺胞の引っ張る力がなくなります。
そうすると、本来の空気の通り道(気道)がせまくなりま
す。
空気の通り道がせまくなると、なぜいけないのかというと
それは、そこが抵抗となり、吐くときになかなかはけない
という症状がでるからです。
また、肺胞が破壊されているので、その部分の換気がちゃ
んとできていません。
換気とは、酸素と二酸化炭素の交換ですが、それがうまく
いきません。
結果的に、通常とは違う、換気になるので、呼吸困難感が
でてきます。
肺気腫や慢性気管支炎もCOPDに含まれます。
つまり、気道の閉塞を主とする病変です。
これらCOPDの原因はほどんどが喫煙です。
タバコによって肺に炎症が起こり、最終的には肺胞の破壊
が進行します。
COPDになれば、薬で閉塞した部分を広げたり、酸素が足り
なければ、酸素投与したりします。