在宅NIPPV
■在宅NIPPV
在宅NIPPVとは、
在宅で人工呼吸器を使用することです。
そして
その人工呼吸の方法が、NIPPV、つまり鼻マスク式ということで
です。
在宅NIPPVの患者さんは、年々増加しています。
どんな基礎疾患の患者さんがいるかというと
・肺結核後遺症
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
・神経筋疾患
・SAS(睡眠時無呼吸症候群)
などの人がいます。
だいたい、自分の換気だけでは、換気不全になり、
血中に二酸化炭素がたまってしまう人、
血中の酸素が低下している人(低酸素血症)
が適応です。
NIPPV用の人工呼吸器とマスクは年々進化しています。
人工呼吸器は、軽量化、静音化され、
マスクはいろんな種類がでています。
もし、機械やマスクに不満があれば、先生や看護師さんに
言えば、違うものを探してくれます。
NIPPV用の人工呼吸器は、酸素を作ることができないので、
酸素を使用する人は、別に酸素供給装置(酸素濃縮器など)を
別に用意する必要があります。
これも病院で用意してもらえます。
病院によって、契約しているメーカーが違うので、
病院によって、使用している人工呼吸器が違ったり
しますが、性能はほとんど同じと思っていいです。