腎不全

腎不全

腎不全とは?

腎不全とは、腎臓の状態が悪くなることです。

腎臓の機能が悪くなることです。

腎臓の主な役割は尿をつくり、排出させることです。

なので腎臓が悪くなると、尿がでなくなります。

なので、腎不全の最も最悪な状態は、無尿です。

全く、尿がでなくなります。

そうすると、どうなるか?

それは、本来なら外に排出されなければならないものが、体の中

にたまってくるのですから、なんらかの症状がでてきます。

まず水。

摂取した水分を外に排出できないので、体がむくんできます。

浮腫といいます。

これは水分が過剰になっていることと、水分を排出できないから

生じる症状です。

この症状がさらに悪化して、血管内にも水がたまってきて、最後に

は肺にも水がたまってきます。

肺水腫です。


次に老廃物である。BUNといわれる(尿素窒素)物質が血中にたまっ

てきます。するとどうなるか?

このBUNが多量にたまってくると、尿毒症症状といわれる症状が生
じてきます。

どんな症状かというと、神経症状である、頭痛、めまい、しびれ、

昏睡などがおこります。

他にもいろいろな症状があります。


これらは、本来なら外にださないといけない物質が出られないこと
から生じる症状です。

なので外に出さないといけません。

それを行うのが、透析です。

人工透析といいます。

腎不全には、慢性腎不全と急性腎不全があります。

急性腎不全は、突然腎不全になるもので、これは、一時的なものな
ら腎機能は復活する可能性があります。

しかし、慢性腎不全は、ほぼ治りません。

腎臓は復活しないのです。

なので、慢性腎不全で、尿がでなくなったら、一生透析をしないと
いけません。

腎不全になっても、透析をしていれば、死ぬことはありません。

糖尿病の人は、糖尿病性腎症といって、腎臓が悪くなる可能性が

高いです。

腎不全といっても、まだ尿がでている人は、透析を受けなくても

大丈夫です。

尿の量がだんだん少なくなってきて、血液データのBUNやCr(クレア
チニン)という腎機能の指標となるデータが悪くなってくると、

注意しないといけません。

腎臓は一回ダメになると、治りません。

腎移植をするしかなくなります。

なので、腎臓はとても大事な臓器なのです。

だから腎臓は左右に2つあるのですね。




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