スワンガンツカテーテル
■スワンガンツカテーテル
スワンガンツカテーテルとは、心拍出量や、肺動脈圧、右心室圧
右心房圧などを測定するものです。
静脈に針を刺して、そこからカテーテルを入れていきます。
カテーテルの先端の圧を測定することができます。
なので、カテーテルを進めていって、肺の入り口までもって行きま
す。
カテーテルの先にはバルーンがついているのでそれを膨らませると
肺の血管の圧が測定できます。
またこのカテーテルには温度計もついています。
これを利用して心拍出量を測定するのです。
どうやってやるのか?
それは、0℃の水をカテーテルから注入して、そしてその水の温度
変化を見て心拍出量を測定するというやりかたです。
結局、心臓の状態をみているのですが、
比較的簡単に、心拍出量や、左心系の圧が測定できるので、
便利です。
心拍出量が少ないということは、それだけ心臓が弱っているという
ことです。
心臓の動きが悪いわけですね。
それを心不全というのですが、それだけ全身を循環する血液が少な
いわけですので、普通に考えると血圧も少なくなりますね。
(動脈硬化などなければ)
心臓の機能は重要ですので、このスワンガンツカテーテルでの
検査も重要なのです。