肺結核
■肺結核
肺結核とは、結核菌により発症する感染症である。
結核菌は、直径10um以下であり、空気中にただよう。
その結核菌の飛沫核を吸入することによって感染する。
つまり空気感染する。
しかし、たとえ感染しても、発病するのは約10%であり、
のこりの約90%の人は発病しないまま一生を終える。
なので、感染しただけでは無症状である。
症状としては、咳、痰、血痰、胸膜痛、食欲不振、体重減少
発熱、などがある。
3週間以上つづく咳、長く続くかぜの症状は、肺結核を疑う。
結核菌が陰性の人で、初めて結核に感染した場合(初感染時)
に抵抗力が低下していると、そのまま結核を発症する場合が
ある。
感染した時の体の反応としては、マクロファージにより
初感染のときの結核菌を殺菌、封じ込めて、感染を封じ込めるが、
一部の結核菌は生存菌として生き続ける。
そして、数年~数10年後に、免疫力が低下した場合にその生存菌
により発症する場合がる。
多くの肺結核はこのパターンである。