カリニ肺炎
■カリニ肺炎
カリニ肺炎とは、ニューモシチス・カリニという、
原虫と真菌(カビ)の中間に位置づけされている病原体によって
起こる肺炎である。
免疫機能が正常な人では発症しないが、エイズなど免疫機能が
低下したときに発症することがある。
ニューモシチス・カリニといわれる病原体は、ほとんどの
人が肺に所有している。
なので、カリニ肺炎はどんな人にでも起こる可能性があるが、
ほんとに免疫機能が低下しないと、発症しない
日和見感染症といわれるものである。
特にHIV感染者で免疫機能が低下してくると、約70%もの
確率でカリニ肺炎を発症する。
症状は、
発熱、呼吸困難、低酸素血症、
レントゲンはすりガラスのようになる。
β-D-グルカン、KL-6、LDHが上昇する。
治療は、
薬で、ST合剤を使用する。
人工呼吸器中は、気胸を合併しやすい。