胸膜中皮腫

胸膜中皮腫

胸膜中皮腫とは、胸膜にできる腫瘍である。

胸膜を構成する中皮細胞や、結合組織に

発生する。


胸膜に発生する腫瘍で最も頻度の高いものが胸膜中皮腫である。


胸膜中皮腫の病態

胸膜中皮腫は、50~60代の男性に多い。

悪性胸膜中皮腫と

良性胸膜中皮腫があるが、

悪性胸膜中皮腫は、アスベスト暴露歴と関係がある。

アスベスト暴露歴が長い人は悪性胸膜中皮腫になりやすい。

実際、悪性胸膜中皮腫になった患者を調べてみると、

その50~80%の割合で、アスベスト暴露との関係がある。


アスベストを吸入することで、数十年の年数の慢性刺激から

腫瘍が発生する。


胸膜中皮腫の症状
悪性胸膜中皮腫では、初期では無症状である。

進行してくると、咳、胸痛、呼吸困難などの症状がでてくる。


胸膜中皮腫の治療

悪性胸膜中皮腫は、予後不良である。

悪性胸膜中皮腫は、治療抵抗性であることが多い。

早期診断が難しいことから、進行症例になるが、

通常のがんと同様、抗がん剤、放射線療法などが

あるが、治療抵抗性である。


胸膜中皮腫の生存率

悪性胸膜中皮腫の生存率は、

1年生存率 約50%

2年生存率 約40%である。



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