アスベストとは?
■アスベストとは?
アスベストとは、石綿とも言われている。
天然の線維状鉱物である。
アスベストは、天然の鉱山から取れる繊維で、
長さは1mmから数十mm、太さは0.02umである。
つまり、非常に小さく、肉眼で見えないものもある。
アスベストは燃えにくく、熱や摩擦に強く、
絶縁性や耐久性などとても、多くの性質を
もち、他の天然資源よりも、
高い性質を持っていることから、多く使用されることと
なりました。
●アスベストはどこに使われているか?
日本では、アスベストの約9割が建築物などの材料に使用されて
いるそうです。
その他は自動車のクラッチやブレーキに摩擦材として使用されて
いる。
建築物に使われているアスベストだが、
以下のようなものに使用されている
・石綿セメント円筒
・間仕切壁などの押出成型セメント板
・住宅屋根用化粧スレート
・建築物の外装の窯業系サイディング
・工場などの建築物の屋根や外壁の繊維強化セメント板
●アスベストに関わる職種
アスベストに関わる業種は、
自動車製造
建設関係
造船関係
セメント関連など、
さまざまあります。
●アスベストによって発生する悪性胸膜中皮腫
アスベスト暴露によって発生することがわかっているのが、
悪性胸膜中皮腫です。
悪性胸膜中皮腫とは、胸膜にできるがんです。
このがんは、アスベストを長期に暴露することで
発生することがわかっています。
20~40年たった後に発症することから、
早期診断が難しくなっています。
また初期の自覚症状がないことから、なかなか
気づかないのです。