胸膜とは?
■胸膜とは?
胸膜とは、どこの膜かというと、
肺の周りには、肺の間に心臓、肺の下に横隔膜、肺の周りに肋骨
がある。
肺を覆っている膜を臓側胸膜という
(肺は膜に覆われている)
肋骨側を胸壁といい、その胸壁を覆う膜を壁側胸膜
また心臓や横隔膜を覆う膜も壁側胸膜という
つまり、胸膜とは、
臓側胸膜と
壁側胸膜がある。
結局はすべて膜につつまれているということだが、
肺とその周りのものも膜につつまれているということだ。
そしてこの
肺側の臓側胸膜とその周りの壁側胸膜の間には、隙間がある。
この隙間を胸膜腔という。
この胸膜腔には、少量(5~10ml)の水が溜まっている。
この水を胸水という。
簡単に言うと、
胸のあたりには、肺と心臓がある。
横隔膜とは、おなかのちょっと上にあるのだが、
その横隔膜より上にある臓器は胸腔というところにある。
胸腔とは、胸のあたりの腔。すなわち空洞ということだが、
その空洞に肺や心臓がはいっている。
そしてそれらは膜に覆われている。
その胸のあたりの臓器の膜たちを胸膜というのである。