日本脳炎

日本脳炎

日本脳炎とは、日本脳炎ウイルスの感染によっておこる

脳炎です。


日本脳炎ウイルスは、豚の体内で増殖されます。

その豚の血を吸った、コガタアカイエカという蚊によって

人にうつされます。

つまり蚊によって感染がおこります。

日本脳炎ワクチンは年間400万人以上が接種を受けています。

また日本脳炎患者の発生は年間10人以下となっています。


日本脳炎の症状

症状は、蚊にさされて、7日~10日間の潜伏期間のあとに、

頭痛、発熱、嘔吐などの症状がでます。

意識障害やけいれんを起こすことがあり、

感染者のうち、5000人に1人の割合くらいで脳炎を発症

することがあります。


脳炎にかかると、1/3は死亡します。

また死亡しなくても、運動機能障害や知能障害などの

神経障害の後遺症が残る人がいます。


予防接種

日本脳炎ウイルスを不活化(殺した)、不活化ワクチン

を接種します。


上腕部に注射をします。

3歳以降に、2回受けます(2回目は1~4週間後)

3回目は、初回の1年後に受けます。

その後は、4~5年ごとに追加接種を受けます。

16歳までに計5回受ける


予防接種中止

2005年5月30日

厚生労働省は、日本脳炎の予防接種を中止する勧告を行った。

これは、年間400万人以上受けている予防接種で、昨年

1人の中学生が接種後に神経障害などが起きる急性散在性脳脊髄炎
(ADEM)になり、寝たきり状態になったという副作用を

認めてのことである。


副作用

予防接種をしてから2日以内に発熱がおこることがあります。

約1%の割合で起きます。

発赤、腫張は、100人に10人くらいの割合でおきます。



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