ALP
■ALP
ALPはアルカリホスファターゼといい、
リン酸モノエステルを加水分解する酵素です。
このALPという酵素は、ほとんどすべての
臓器組織に分布しています。
特に、骨、小腸粘膜上皮、肝臓、胎盤などに
多く存在します。
ALPには、アイソザイムといって、どの臓器から
由来するALPかを分析することができます。
ALPは1~6のアイソザイムがあります。
ALP1とALP2は、肝臓
ALP3は、骨芽細胞
ALP4は、胎盤
ALP5は、小腸粘膜
ALP6は、免疫グロブリン結合型で、潰瘍性大腸炎など
つまり、これらのアイソザイムによって、
疾患を特定することができます。
●ALPの正常値
正常値 124~367U/l
■ALPの異常値がでる疾患
ALPが上昇する疾患としては
・肝臓、胆道系疾患
・骨疾患
・妊娠後期
などがあります