GBS(B群溶連菌感染症)
■GBS(B群溶連菌感染症)
GBSとは、Group B streptococcusの略で、
B群溶連菌感染症のことです。
ようするに、細菌のことです。
このGBSには、6~10%の妊婦が感染していると
いわれています。
感染していても、無症状なので、GBSに感染していても
なかなか気づきません。
しかし、妊娠中に検査をしてみると、感染している場合が
あります。
GBSに感染していると、そのまま炎症がおこったり、
卵膜に感染したりで、前期破水や、早産の原因になることが
あります。
でもこれは、感染者の約0.5%くらいです。
また、分娩時や、破水時に、GBSに赤ちゃんが感染すると
新生児敗血症や、新生児髄膜症という、半数が死亡すると
いう重症例になる場合があるので注意が必要です。
■GBSの検査と治療
GBSの検査ですが、膣分泌物の培養検査を行います。
GBSが検出されたら、抗生剤で細菌を殺します。
また膣内の消毒、洗浄を行います。