ワクチンとは?
■ワクチンとは?
ワクチンとは、生体に免疫を与える生物学的製剤(抗原を含む)
のことをいう。
フランスのルイ・パスツールが、伝染病の予防に摂取する
弱毒性微生物(毒性を弱めたもの)をワクチンと名づけた。
ワクチンの種類には、
1.生ワクチン
2.不活化ワクチン
3.トキソイド
と3種類あります。
どの種類にしろ、
ワクチン摂取の目的は、体に免疫を作ることです。
なぜ免疫を作らないといけないか?
それは、その病気にかかってしまうと、根本的な
治療方法がないからです。
治療方法がないなら、その病気にならなければよいという
ことで、その病気にかかりにくくなるように、
すなわち免疫をつくるためにワクチンを摂取します。
ワクチンを摂取すると、体の白血球が反応して、
体に免疫がつくられます。
免疫とは、血液中の抗原と抗体の反応のことなのですが、
免疫がつくられるとは、そのワクチンに対する病気の
菌やウイルスが体の中に入ってきたら、それを見分けて
その菌やウイルスを殺すしくみがつくられたということ
です。
ワクチンを摂取しないと、その免疫がないので、
菌やウイルスがはいってくると、その病気が発症してしま
うわけです。
ワクチンは、免疫ができるまで、何回か摂取しないといけません。
同じワクチンを何回もうけないといけないのは、免疫を作る
ためなのです。