はしか
■はしか
はしかとは、麻疹(ましん)のことで、
麻疹ウイルスの感染により生じる疾患です。
口などからの飛沫感染によって感染します。
■はしかの症状
まず発熱(38度~39度と高熱)がでます。
せき、鼻水、目やに、などかぜ症状がでてきます。
3日ごろから、口の中のほおの内側に小さいなすいほうが
数個できることがあります。
そして、いったん熱が1次的に下がります。
しかし再び熱が上昇するとともに、発疹が顔や首にでてきます。
発疹はだんだんと増えてきます。
3日くらいつづきます。
そのご、熱が下がり、発疹も消失します。
■はしかの合併症
はしかにかかった患者のうち
100人中
中耳炎が約8人
肺炎が約1~6人
脳炎が1000人中2人
の割合で発症します。
■はしかの予防接種
はしかは、1歳をすぎたら予防接種を受けます。
期間は12ヶ月~90ヶ月未満です。
生ワクチンを1回接種します。
1歳から2歳の間にはしかにかかる子が多いので、
1歳になったらすぐに予防接種するのがいいと思います。
予防接種は、上腕部の注射になります。
■はしかの予防接種の副作用
はしかの予防接種のワクチンは
生ワクチンです。
生ワクチンは体内でウイルスが増えるので、
接種後10日前後で、
発熱・・・約5%
高熱(38.5度以上)・・・約8%
発疹・・・約6%
の割合でみられます。
発疹は1~2日で消失します。