手足口病
■手足口病
手足口病とは、コクサッキーA群ウイルスやエンテロウイルス71型
によって感染する病気です。
手のひら、足の裏、足の背などに、3mm程度の発疹がでます。
また口の中にも、発疹ができます。
口の中の発疹は、ヘルパンギーナと同じ様なものですが、
これは、手足口病と、ヘルパンギーナのウイルスが同じ場合が
あるからです。
せきやくしゃみによって飛沫感染します。
また便に接した手から口への感染があります。
潜伏期間は3~6日です。
■手足口病の症状
手足口病の症状は、手のひら、指の間、足の裏、足の背、
指の間、おしり、ひじ、ひざなどに発疹がでます。
水泡のような感じです。
口の中にも発疹がでて、唇や舌にも水泡がでます。
水泡が破れると、ただれて痛くなります。
熱は高熱になることはありませんが、微熱が出る場合が
あります。
■手足口病の治療
手足口病の治療は特にありません。
自然に治ります。
1週間ほどで発疹はなくなります。
■手足口病にかかったときの学校への登校
手足口病の原因である、エンテロウイルスは、症状が
でていなくても感染している場合が多く、また
症状がなくなってからでもウイルスが排泄している期間が
長く、症状がなくなってからでも感染源になります。
また、便からも2~3週間ウイルスが排泄されているので
手洗いが重要です。
なので、手足口病は、感染する可能性はあるけど、登校して
かまわない感染症なので、登校してもかまいません。
ただ、感染源であることに違いはないので、
人に感染させることを注意する必要はあると思います。