妊娠中毒症
■妊娠中毒症
妊娠中毒症とは、妊娠中に、
・高血圧
・たんぱく尿
・浮腫(むくみのこと)
の3つの症状のうち、1つもしくは、2つ以上の症状が
妊娠中にみられるか、増悪し、出産後に症状がなくなる
状態をいう。
妊娠中毒症は、全体の5~7%でみられる。
初産では、10~20%と高率でみられる。
■妊娠中毒症の原因
妊娠中毒症の原因は、不明であるが、
危険因子としては、35歳以上で初産の人
肥満、極端にやせている人
高血圧、腎疾患の持病がある人
などです。
■妊娠中毒症になるとどうなるか?
妊娠中毒症は、軽症と重症があります。
重症になると、早産しやすくなり、
胎児の発育遅延がみられたりする。
重症になると、血液の循環が悪くなり、胎児に十分な酸素が
いかなくなる。
また、まれに、しかんといい、けいれん発作が起こる場合が
ある。
■妊娠中毒症の治療
妊娠中毒症の治療は、基本的には安静である。
妊娠中なので薬もあまり使えない。
塩分をひかえて、脂質、糖質も制限して
カロリー制限をおこなう。
■妊娠中毒症の予防
妊娠中の体重管理をきっちり行う
塩分を過剰摂取しない。
カルシウムをとる。
ストレスをさける。
などを予防がける