早産
■早産
早産とは、正常の分娩期間の妊娠37週~41週と6日の間より
早く、赤ちゃんが生まれることをいいます。
つまり、妊娠22週~36週と6日の間に出産することをいいます。
通常、分娩予定日は、妊娠40週0日であるので、だいぶ
はやいことがわかります。
早産になると、赤ちゃんが未熟な状態ででてくるので、
体重は少ないし、他のいろいろな器官も未熟であるので、
死亡や、障害が残るケースもみられます。
■早産の原因
早産の原因は、妊娠中毒症、子宮筋腫、多胎妊娠、
子宮頸管無力症、腟炎、子宮頸管炎などがあります。
腟や、子宮の出口に炎症がおこり、それが卵膜まで
およぶと、子宮が収縮したり、子宮の出口がやわらかく
なったりして、破水したりします。
■早産の赤ちゃん
2500g未満で生まれた赤ちゃんを低出生体重児、
1000g未満で生まれた赤ちゃんを超低出生体重児、
もしくは、未熟児といいます。
未熟なまま生まれてきた赤ちゃんは保育器のなかで
育てられます。
1000g未満の未熟児では、人工呼吸器をつけたり、
チューブで栄養を与えたりする必要があります。