陣痛促進剤

陣痛促進剤

陣痛促進剤とは、弱い陣痛を強くしたり、陣痛がないが、

早く赤ちゃんを生まないといけない状態のときに、陣痛を

誘発したりする薬です。


陣痛促進剤は、オキシトシンやプロスタグランディンF2αという

薬がありますが、これらは、脳下垂体から分泌されるオキシトシンと

いうホルモンと、子宮から分泌されるプロスタグランディンという

ホルモンを人工的に薬にしたものです。

このオキシトシンやプロスタグランディンF2αは、子宮を収縮

させるように作用します。


使い方は、点滴でいれます。

輸液ポンプなどで、点滴の速度を調整しながら注入し、分娩監視

装置で、陣痛の強さや間隔を見ながら、量を調整します。


陣痛促進剤を使う場合

陣痛促進剤を使う場合は、

・陣痛が弱く、お産が長引きそうで、母子ともに疲労するおそれ
 がある場合

・妊娠中毒症がおこり、早くお産したほうがよい場合

・破水がおこり、感染する恐れがあるので、早くお産したほうが
 よい場合

・胎児の状態が悪く、早くお産したほうがよい場合

・分娩予定をだいぶすぎて、胎盤機能が低下し、早くお産した
 ほうがよい場合

などがあります。




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