緑内障
■緑内障
緑内障とは、眼の圧力、眼圧が高くなることで、眼に障害が
おこる疾患です。
眼は、まず角膜といわれる膜があり、その次に眼房水という
ところがあり、その次に水晶体(レンズ)があります。
この眼房水にある水分が眼球外へスムーズに流れなく
なるために、眼圧が高くなり、角膜がはれます。
さらに眼圧があがると、角膜がにごります。
要するに、水分の逃げ場がないことにより、眼圧が上昇し、
その眼圧があがることが、視神経などを圧迫することに
なります。
緑内障には、何タイプかに分かれますが、結局は、眼圧が
上昇することにはかわりません。
緑内障は、全国で約200万人いるといわれています。
■緑内障の症状
自覚症状がほとんどなく、なかなか早期に気づきにくい病気です。
症状としては、眼痛、頭痛、嘔吐などがあります。
眼圧の正常値は、10~20mmHgなのですが、
この眼圧が高くなります。
そして眼圧が高くなると、視神経乳頭を障害し、視神経を障害
します。
緑内障が進行し、一度障害されてしまった、視神経はもとに
もどらないので、早期発見が大事です。
■緑内障の治療
緑内障の治療は、眼圧を下げることです。
通常は、
眼圧を下げる薬を点眼する、点眼薬を使用します。
薬が効かない場合は、レーザー治療になります。
レーザー治療は、入院の必要なく、安全に行われます。
痛みもほとんどないようです。
レーザーというと怖い感じがしますが、そんなに
恐れるようなことはありません。
レーザー治療の適応にならない場合は、
手術になります。