過換気症候群
■過換気症候群
過換気症候群とは、心因的、精神的要因により、通常より、
換気が過剰になり、そのため、さまざまな症状がでる
状態のことをいう。
女性のほうが多い。
■過換気症候群の症状
過換気症候群の症状は、
呼吸困難、胸部不快感、吐き気、
めまい、ふらつき、げっぷ、
頭痛、しびれなど
多くの症状がでる。
■過換気症候群の原因
不安、興奮、恐怖などの心因的要因により、
それが脳へ伝達され、脳から呼吸中枢へ伝達がいき、
その結果、換気量が増加する。
そして、換気量が増加すると、急性呼吸性アルカローシス
がおこる。
換気が過剰になると、交換神経を興奮させて、カテコラミン
分泌が多くなる。そして、循環器症状がでる。
血中の二酸化炭素も低下し、それが、脳血管をれんしゅく
させる。
その結果、脳への酸素が少なくなり、中枢神経症状がでる。
■過換気症候群の治療
過換気症候群の治療は、
ビニール袋のような袋を口にあてて、その患者さんが
呼吸した空気を再呼吸させる方法がある。
ビニール袋を完全に密閉にさせると、酸素がすくなくなる
ので、適当にもれさせる。
10分くらいで改善するはずである。
過換気症候群は、換気のしすぎなので、換気をすくなく
すればよい。
なので、呼吸を20秒くらい止めるように言うのもよい。