好酸球性肺炎
■好酸球性肺炎
好酸球性肺炎とは、血液中の好酸球の増加と、肺の好酸球浸潤を
きたす病気である。
好酸球を主体とする炎症がみられる。
■好酸球性肺炎の原因
好酸球性肺炎の原因は、原因不明のものや、寄生虫、
全身疾患、真菌、薬剤などがある。
好酸球とは、白血球であり、寄生虫などに対する防御を
担当する役割がある。貪食、殺菌作用もある。
■好酸球性肺炎の治療
好酸球性肺炎の治療は、原因がわかってないため、
なかなか有効な治療方法がない。
呼吸不全が強くなると、人工呼吸管理が必要になる。
人工呼吸管理が必要になっても、もとの疾患を治療
しないければ、肺炎はおさまらない。
薬としては、ステロイドが使われることがある。
●コメント
実際に、好酸球性肺炎の重症な患者さんをみたことがあるが、
肺炎症状が強く、人工呼吸器管理になった。
なかなか原因がわからずに、先生も治療方針を悩んでいた。
酸素化も悪く、はじめのほうは、100%酸素での
人工呼吸器管理であった。
なぜ好酸球が上昇するのかをつきとめないと、治療は
なかなか難しい。
とても腕のある呼吸器内科の先生が悩んでいたくらいなので、
よっぽど、むずかしいのかなと思った。