好酸球性肺炎

好酸球性肺炎

好酸球性肺炎とは、血液中の好酸球の増加と、肺の好酸球浸潤を

きたす病気である。

好酸球を主体とする炎症がみられる。


好酸球性肺炎の原因

好酸球性肺炎の原因は、原因不明のものや、寄生虫、

全身疾患、真菌、薬剤などがある。


好酸球とは、白血球であり、寄生虫などに対する防御を

担当する役割がある。貪食、殺菌作用もある。


好酸球性肺炎の治療

好酸球性肺炎の治療は、原因がわかってないため、

なかなか有効な治療方法がない。

呼吸不全が強くなると、人工呼吸管理が必要になる。

人工呼吸管理が必要になっても、もとの疾患を治療

しないければ、肺炎はおさまらない。

薬としては、ステロイドが使われることがある。

●コメント

実際に、好酸球性肺炎の重症な患者さんをみたことがあるが、

肺炎症状が強く、人工呼吸器管理になった。

なかなか原因がわからずに、先生も治療方針を悩んでいた。

酸素化も悪く、はじめのほうは、100%酸素での

人工呼吸器管理であった。

なぜ好酸球が上昇するのかをつきとめないと、治療は

なかなか難しい。

とても腕のある呼吸器内科の先生が悩んでいたくらいなので、

よっぽど、むずかしいのかなと思った。



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