両性界面活性剤
■両性界面活性剤
両性界面活性剤とは、
陽イオン(殺菌力)と陰イオン(洗浄剤)の両作用を
もっており、タンパク質共存下においても殺菌力が著しく減弱
しない消毒剤である。
両性石ケンとも呼ばれる。
■効果
陽イオンによる細胞膜の損傷、酵素タンパクの不活性化・変性
凝固により殺菌する。
陽イオン(殺菌力)と陰イオン(洗浄剤)の両作用を有す
長時間作用で、結核菌に対して、殺菌効果を示す。
(0.2~0.5%で1時間以上)
酸性、アルカリ性いずれに傾いても、殺菌力は低下する。
○グラム陽性菌、グラム陰性菌
○結核菌
△真菌
×芽胞
×ウイルス
■注意点
有機物(血液など)があると、殺菌力が低下する。
強い脱脂作用があり、手あれが起こりやすい。