胆のうの役割とは?

胆のうの役割とは?

胆のうは、何をしているところかというと、

肝臓で産生された胆汁を貯留する役割です。

簡単に言うと、胆汁を貯めたり、出したり

する役割をもっています。

それ以外には、特に重要な機能はありません。


胆汁が胆のうに入る機序

肝細胞で産生された胆汁は、肝臓からでる管である、

胆管に排泄される。

肝臓→胆管

である。

胆管は、胆のうからでている胆のう管と合流して

総胆管となる。

肝臓 →胆管   |    
胆のう→胆のう管 |合流→総胆管→十二指腸

という流れをとる。

つまり、肝臓で産生された胆汁は、最終的には、十二指腸に

だされる。

総胆管と十二指腸の間には、門がある。

それは、oddi括約筋といわれる。

このoddi括約筋は、開いたり、閉じたりしていて

それにより胆汁は出たり、まったりしている。


つまり、このoddi括約筋により、開いたり、閉じたりして

胆汁をだしたり、貯留したりということをしないと

いけないので、その役割をするのが、

胆のうである。

胆のうは、あるホルモンからの刺激で、胆のうは収縮する。

そして収縮すると、胆汁がだされる。


胆石とは?

胆のうの中に石ができることを胆石という。

胆のうには、胆汁がはいっているのだが、

この胆汁は、胆のうにはいっている間

胆のうの壁から水分が吸収される。

そうすると、胆のうの中にある胆汁は、水分がなくなるので

濃縮される。


あまりにも濃縮されると、胆汁の成分であるコレステロール

が沈殿して、その結果胆石が形成される。


つまり、胆石の原因は、胆汁による。

胆汁によりつくられていたわけである。



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