胆のうの役割とは?
■胆のうの役割とは?
胆のうは、何をしているところかというと、
肝臓で産生された胆汁を貯留する役割です。
簡単に言うと、胆汁を貯めたり、出したり
する役割をもっています。
それ以外には、特に重要な機能はありません。
■胆汁が胆のうに入る機序
肝細胞で産生された胆汁は、肝臓からでる管である、
胆管に排泄される。
肝臓→胆管
である。
胆管は、胆のうからでている胆のう管と合流して
総胆管となる。
肝臓 →胆管 |
胆のう→胆のう管 |合流→総胆管→十二指腸
という流れをとる。
つまり、肝臓で産生された胆汁は、最終的には、十二指腸に
だされる。
総胆管と十二指腸の間には、門がある。
それは、oddi括約筋といわれる。
このoddi括約筋は、開いたり、閉じたりしていて
それにより胆汁は出たり、まったりしている。
つまり、このoddi括約筋により、開いたり、閉じたりして
胆汁をだしたり、貯留したりということをしないと
いけないので、その役割をするのが、
胆のうである。
胆のうは、あるホルモンからの刺激で、胆のうは収縮する。
そして収縮すると、胆汁がだされる。
■胆石とは?
胆のうの中に石ができることを胆石という。
胆のうには、胆汁がはいっているのだが、
この胆汁は、胆のうにはいっている間
胆のうの壁から水分が吸収される。
そうすると、胆のうの中にある胆汁は、水分がなくなるので
濃縮される。
あまりにも濃縮されると、胆汁の成分であるコレステロール
が沈殿して、その結果胆石が形成される。
つまり、胆石の原因は、胆汁による。
胆汁によりつくられていたわけである。