痛風
■痛風
痛風とは、血中の尿酸値が高まり、その結果尿酸塩結晶が
できて、その結晶が関節内・関節周囲に炎症を引き起こす
疾患である。
中年男性に多く、男女比約50:1と男性に多い
尿酸の正常値は
男性:3~7mg/dl
女性:2~7mg/dl
この値を超えると痛風になりやすい
■痛風の原因
痛風の原因は、血中の尿酸が高くなることで、
尿酸が産生される食事をたくさんした場合になります。
尿酸とは、核酸に含まれているプリン塩基といわれる
部分の最終代謝産物である。
痛風には、遺伝的因子と環境的因子の両方が関与している
■痛風の症状
痛風の症状は、
・足の小関節に激痛を起こす
・関節には発赤、熱感、はれを伴う
・激痛は発症1日で最高になる
・発症3~4日後よりいたみはおさまる
・2~3週間で治る
・ほっておくと繰り返す
・結晶が尿細管や尿路中にできると、
腎障害、尿路結石、腎盂腎炎などを引き起こす
■痛風の治療
痛風の治療は、
1.薬による治療
これは、尿酸の産生を阻害する薬や
尿酸の排泄を促進する薬が使われます
要は、血中の尿酸値を減らす目的です
2.食事療法
尿酸ができる原因である、高プリン食を
あまり食べないようにする。
高プリン食とは、プリン塩基といわれるものが
多い食事で、このプリン塩基の最終代謝産物が
尿酸となるので、この高プリン食を少なくする
ことで、尿酸の産生をへらすということである。
●高プリン食
・レバーなどの内臓物
・大豆
・肉
・魚介類
・ビール
・ほうれんそう
・アスパラガス
などがある
3.水分管理
腎障害、尿路結石予防のために
水分をたくさんとり、1日の尿量を
2リットル以上に保つことが重要