第Ⅶ因子
■第Ⅶ因子
第Ⅶ因子とは、凝固因子の1つで、
分子量約5万
血中濃度100ug/dlである。
特徴としては、
すべての凝固因子のなかで、最も半減期が
短く
半減期は、約6時間である。
第Ⅶ因子は、肝臓で産生される。
第Ⅶ因子は、ビタミンK依存因子である。
■第Ⅶ因子の作用
第Ⅶ因子は、組織因子と結合して
活性化第Ⅶ因子+組織因子の複合体を形成する。
活性化第Ⅶ因子+組織因子は、カルシウムイオン存在下で、
第Ⅸ因子
第Ⅹ因子
を活性化させる。
組織因子+第Ⅶ因子+カルシウムイオン(複合体)
↓
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組織因子+活性化第Ⅶ因子+カルシウムイオン(複合体)
↓
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↓ ↓
↓ 第Ⅸ因子→活性化第Ⅸ因子
↓ ↓
↓ ↓
↓ 活性化第Ⅸ因子+リン脂質+カルシウムイオン+活性化第Ⅷ因子
↓ ↓(血小板膜)
↓ ↓
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第Ⅹ因子→活性化第Ⅹ因子
↓
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↓
活性化第Ⅹ因子+リン脂質+カルシウムイオン+活性化第Ⅴ因子
↓(血小板膜)
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プロトロンビン→トロンビン
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フィブリノーゲン→フィブリン