カロテン

カロテン

カロテンとは、ビタミンA1(レチノール)の前駆物質

である。

つまり、カロテンが生体内で変化して、ビタミンA1となる。

にんじんやかぼちゃなどの野菜に含まれているのは、カロテンで

その野菜を摂取すると、野菜の中のカロテンが小腸で吸収

されますが、そのカロテンが吸収されるときに、ビタミンA

に変化するのです。

なので、カロテン=ビタミンA と思ってもらっても

間違いではありません。


野菜(カロテン)→ビタミンA

という形です。


カロテンの種類

カロテンには、3種類あります。

・αカロテン
・βカロテン
・γカロテン

です。

この中で最も重要なのは、βカロテンです。

なぜなら、βカロテンだけは、ビタミンA1に変わるときに、

2分子生じるからです。

他は、1分子しか生じません。

つまり、βカロテンが他の2倍ビタミンA1に変化するので

重要なのです。

カロテンの吸収

カロテンは、色のついた野菜、にんじん、かぼちゃ、

モロヘイヤなどに多く含まれていますが、

カロテンの吸収率は、ビタミンAの1/3といわれています。

また、カロテンは脂溶性のため、生よりは、油で調理した

方が吸収率がよいです。

カロテンは調理方法によって、吸収率が

10~60%と大きく変化します。



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