ビタミンC

ビタミンC

ビタミンCは、水溶性のビタミンで

・チロシンの代謝に関与
・コラーゲンの生成に関与
・抗酸化作用
・免疫機能の増強
・抗ストレス作用
・メラニン生成の抑制(しみを防ぐ)
・発ガン性ニトロソアミン生成の抑制(抗がん性)
・鉄の吸収促進

などの生理機能を有するビタミンである。

薬理作用としては

・歯ぐきからの出血予防
・しみ、そばかす、日焼けなどによる色素沈着の緩和
・肉体疲労回復

などがあります。

ビタミンCの化学名は、Lアスコルビン酸という。


ビタミンCの吸収

ビタミンCは、体で生合成できないので、食事により

摂取される。

摂取されたビタミンCは、小腸上部より吸収されて、

血中へ移行し各組織へ運ばれる。

ビタミンCの吸収率は、空腹時では、平均30%で

食後では、平均50%の吸収率となり、

食後の方が吸収率が高い。

ビタミンCは水溶性であり、蓄積されないとされるが、

ある程度は蓄積されて、

通常1000~1500mgは蓄積される。

サプリメントを摂取している人は、4500mg程度

蓄積される。

これ以上の量は、蓄積されない。


ビタミンCは、小腸で吸収されなかったものは、大腸に

行き、大腸がんを防ぐといわれている。


ビタミンCの副作用

サプリメントなどで、ビタミンCを大量に摂取しても

ビタミンCは安全である。

ビタミンC過剰摂取による、発ガン性や毒性、生体の異常などは

みられていない。

ビタミンCの副作用としては、過剰摂取した場合に、便がやわらか

くなる、いわゆる下痢になる場合がある。

これは、ビタミンCの腸の蠕動を亢進させることによる。

ビタミンCによる下痢は一過性で問題ない


ビタミンCの摂取基準

ビタミンCの摂取基準は

成人で1日100mgである。


通常の食事からでは、だいたい1日

50mgくらいの摂取量だといわれている。


ビタミンC欠乏症

ビタミンCが欠乏すると、

壊血病になる恐れがあります。

症状は、

・皮下、歯ぐきからの出血
・貧血
・肉体疲労
・骨、歯の発育障害

などが起こりやすくなります。


ビタミンCを含む食品

・柿1個  125mg
・グァバ1個 120mg
・オレンジ1個 78mg
・キュウイ1個  60mg
・ブロッコリー1/2株 60mg


ビタミンCは、水に溶けやすいので、3分以上ゆでると

ビタミンCの量は約半分になってしまいます。



Copyright © hal All Rights Reserved.