骨粗鬆症
■骨粗鬆症
骨には、カルシウムを貯蔵する役割があり、
血中のカルシウム濃度が低下すると、骨を溶かして
血中へカルシウムを移行させる。
また、骨の骨芽細胞によって骨はまた作られる。
要するに、骨は、溶かされたり、作られたりという
ことを繰り返している。
つまり、常に改築を繰り返しているわけである。
正常では、この骨の溶かされる、作られるのバランスは
保たれている。
しかし、加齢により老人になったり、エストロゲンが減少したり
すると、このバランスが崩れ、骨が溶かされる方が多くなり、
骨が作られる方が少なくなる。
このバランスが崩れた状態が続くと、骨の量が少なくなってくる
この状態を骨粗鬆症という。
要は、骨粗鬆症とは、骨の量が少なくなった状態で、
骨の質的な変化は伴わない。
■骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症の原因としては、
・加齢により、骨を作る機能が低下した状態
・副甲状腺機能亢進症により、骨が溶かされる量が多くなった
場合
などが主にあげられるが、他にもホルモン異常などによって
骨粗鬆症になる。
■骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症の治療としては、
・カルシウム製剤の投与
・活性型ビタミンD製剤の投与
・カルシトニン製剤の投与
などがある。